TOKYO SGG CLUB / 東京SGGクラブ
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東京SGGクラブ 活動報告







研修会 − 「国際講座 シンガポール」


小島裕子


東京SGGクラブでは、外部から講師をお招きし、月に1回行われる例会の後に会の活動に役立つお話をお聞きする研修会を開催しています。今回は2014年7月19日(土)に行われた「国際講座 Singapore」の内容を紹介します。

今回の講演は「Singapore」と題し、ゲストにFreddy Limさん (from Singapore) をお迎えし、シンガポールの基本情報、カルチャー、シンガポール人から見た日本などについてお話いただきました。
Freddy LimさんはTV司会者、TVディレクター、デザイナー、シンガー、起業家として東南アジアや日本で活躍している才能豊かな青年です。

講演前に打ち合わせ中のLimさん(右)とアシスタントの中川さん、TSGGのHP担当者もお手伝い
講演前に打ち合わせ中のLimさん(右)とアシスタントの中川さん、
TSGGのHP担当者もお手伝い


☆♪ヴォイスパーカッションで講演スタート☆


Limさんの紹介が終ると、突然ノリの良いヴォイスパーカッションが部屋に響き、ここはライヴハウスか?という雰囲気で始まった講演会。いつもとは趣の違う研修会だなと思われた方は多かったと思います。
それにしても、見事なパフォーマンスでした。いったいどうしてあんな機械的な音が人の口から出せるのでしょうか。

とても真似の出来ないバラエティに富んだ音源を口で奏でて(発声)パーカッションが始まる

♪チッチキ?テゥルル〜?グァ〜?シュ〜?
とても真似の出来ないバラエティに富んだ音源を口で奏でて(発声)パーカッションが始まる




☆シンガポールの基本情報☆


そして本題に。まずはシンガポールの概要について。


DVDをアシスタントに操作してもらい日本語の単語を混じえて英語で面白いトーク


DVDをアシスタントに操作してもらい日本語の単語を混じえて英語で面白いトーク

シンガポールは東西42Km、南北23Kmの国土を持つ都市国家。人口は約540万人で世界有数の人口密度の高い国。民族構成は中国系74%、マレー系13%、インド系7%で、公用語は英語、マレー語、標準中国語、タミル語。
全人口の割合は、国民が約340万人、永住者が約55万人、外国人が約140万人で、全人口の約25%が外国人で構成されています。


☆シンガポールのカルチャー☆


次に、シンガポールのカルチャーについて数々の映像を見ながら語ってくれました。
話の中で印象的だったのは、シンガポールではリサイクルの意識は低くゴミを分別して捨てることはないので、日本で生活する時は、ゴミを分別して出さなければならず大変だということ。

中川千代美さんはLimさんに“チヨミ、訳して・・”と言われPC操作と通訳で大活躍

中川千代美さんはLimさんに“チヨミ、訳して・・”と言われPC操作と通訳で大活躍



また、シンガポール特有の言葉をいくつか教えてくれました。
kiasu = 人が列を作って並んでいるのを見ると、並ばないと自分が損をするかもと不安になり、とりあえず列に並んでしまう心理状態のこと。
chop = フードセンターなどで、注文する前にティッシュや本などをテーブルやイスの上に置いて席を確保しておくこと。
makan = to eatで、‘What shall we makan?’のように使う。


☆シンガポール人の日本感・日本人感☆



関心の深い題目に会員も聞く耳がますます真剣


関心の深い題目に会員も聞く耳がますます真剣

・東京は世界で最もトレンディな都市で、お洒落な人が多い。
・日本人は親切で礼儀正しく、何かで困っているとすぐ助けてくれる。
・料理がとても美味しい。
・お店のスタッフがとても礼儀正しい。「ありがとうございます」と何度も丁寧に挨拶されることはシンガポールでは考えられない。
・日本人は優しいけれど、本当に親しくなるのには時間がかかる。


☆Question and Answer☆


お話の後、Limさんに様々な質問が出ました。以下はその一部です。
Q: シンガポール人の結婚年齢は幾つくらい?出生率は?
A: 今は28才〜35才くらい。出生率は1.2。
Q: シンガポールの観光地は?
A: ユニバーサルスタジオ、カジノ、セントーサ島など。
Q: カジノはツーリストにとって魅力的か?
A: 国によってカジノの性格は異なるが、シンガポールのカジノは観光と一体化しているのでツーリストにとって魅力的だと思う。
Q: 教育について。学校ではどのように語学教育がなされているのか?
A: 英語と母国語を学ぶ。
Q: シンガポールで有名な日本人ミュージシャンは?
A: 沢山いるが、特に日本のアニメを通しての音楽が有名。
Q: 宗教は?
A: いろいろな宗教が存在するが、一番多いのが仏教で次がキリスト教。
Q: シンガポールではいろんな言語が使われているが、それによる誤解などはないのか?
A: 言語による誤解というよりも民族間の文化や習慣の違いによる誤解が起こりやすい。

質問も返答も英語でやりとり、さすがSGGクラブの研修会

質問も返答も英語でやりとり、さすがSGGクラブの研修会




〜 後 記 〜


明るく楽しいパフォーマンスと興味深いお話で過ぎた1時間でした。
研修会の後、Limさんとアシスタントの中川さんを囲んで小さな宴会を催しました。Limさんはギャグを連発するなどみんなを笑わせ、なんだか私たちがもてなされているような雰囲気でした。

某所でLimさんと中川さんを囲んで乾杯!chop無しでゆったりと
某所でLimさんと中川さんを囲んで乾杯!
chop無しでゆったりと
笑いに満ちた楽しい雰囲気でmakanする
笑いに満ちた楽しい雰囲気でmakanする

Freddy Limさん、ありがとうございました。今後一層のご活躍をお祈りします。
アシスタントの中川千代美さん、ご協力ありがとうございました。


文:
小島裕子
写真:
藤田文衛、小島裕子
編集:
北川トシ子、渡邉勇夫





「舛添知事と語ろう in 小金井」


延嶋 恵

平成26年10月20日(月)に1964年東京オリンピック・パラリンピック50周年記念行事の一環として「舛添知事と語ろう!in 小金井」“2020年に向けた地域をあげての外国人おもてなし”というイベントが開催されました。東京SGGはボランティア・ガイドとしてのこれまでの活動実績が認められ、会長の石関文昭がコメンテーターとして参加しました。また、副会長の市川卓雄をはじめ、メンバー5名が観客として石関会長を応援するために会場入りしましたので、その模様をお知らせします。

イベント・プログラム
イベント・プログラム


イベントの概要


会場 武蔵小金井駅前 小金井市民交流センター 大ホール
主催:東京都
共催:公益財団法人日本オリンピック委員会、公益財団法人日本障害者スポーツ協会、日本パラリンピック委員会
プログラム
①オープニングトーク
②おもてなし について
③語学ボランティア活動紹介
④寸劇をもとにしたディスカッション
⑤エンディング

1:30pm会場入りのため受付へ。三階の大ホール578席は殆ど満席の状態で、予想を上回る観客数におどろきましたが、有り難いことに東京SGGは一番前の席にて石関会長を応援することができました。

2時のオープニングではプロジェクターを使い、舞台上のスクリーンに1964年オリンピック・パラリンピックの模様や当時の英語ボランティア活動の様子、そして現在外国人ボランティアに携わる人々の様子が映し出され、ドラマティックな演出が印象的でした。

檀上の参加者
檀上の参加者(左から司会の久保さん、舛添知事、稲葉小金井市長、石関会長、江口裕之さん、大林素子さん、北澤豪さん、手話通訳)
提供:東京都

①オープニング
司会はテレビ等でおなじみの久保純子さん、まずは東京都知事の舛添要一氏、そして小金井市長の稲葉孝彦氏と紹介され、そして元サッカー選手・現サッカー解説者の北澤豪さん、元バレーボール日本代表選手の大林素子さん、NHKトラッドジャパン講師の江口裕之さん、東京SGGクラブ石関会長が紹介される。続いて、東京都のマスコット・キャラクターの「たまらんニャー」が登場。

②おもてなし、について。
舛添知事から、都市全体でどのように2020年のオリンピック・パラリンピックで来日するお客様をおもてなしするのか、それに向けた第一回目の試みとの話に続き、観客参加型の質問形式で入口にて配られた当日のプログラムの表裏をyes/noとして使い分け久保さんの質問に答えていきました。
質問:外国人に道を尋ねられたら英語で答える自信があるか?
会場の答え:(プログラム表がYes, 裏がNo)yesが少なく余り自信がない様子・・・。舛添知事から6年以内に語学ボランティアを3万人以上に増やしたい、東京での10歳以上のボランティア経験者は24.6%、1位は山形で35.3%。東京も2020年までに40%に増やしたいとのコメントが入りました。

続いて各ゲストが、「おもてなし」について以下のような趣旨のお話をしました。

大林素子さんのコメント要旨
バレーでイタリアに長く滞在した。イタリア語は得意ではないが、単語を並べればなんとかなる。行きあたりばったりでも、色々とコミュニケーションはとれる。

北澤豪さんのコメント要旨
ブラジルはポルトガル語。ラテン系なので盛り上がる。現地の言葉を使い、楽しくすごせるよう努力。選手がホームシックにならぬよう地元に溶けこむ努力。それはチーム力にも関係する。

江口裕之さんのコメント要旨
日本の価値観はキチンと伝えることが大切。たとえば本音と建て前とは何か等々。おもてなしとはhospitalityとは少し違う。英語でのhospitalityの意味はhostがguestの求めることに応えること。しかしながら日本のおもてなしは、たとえば茶道でもそうだが、求められる前から色々と考えている。ホストがすべてを任せられ、ゲストの意志をくみとり、おもてなしをする。

石関文昭会長のコメント要旨
東京SGGの活動の紹介。浅草を始めとする5か所を拠点として外国人旅行者に対する案内活動を行っている。SGGとはsystemized goodwill guideの略だが、こういう活動は楽しくなくてはやって行けない。 我々はS: 幸せな GG:爺爺(じじぃ)のクラブなのです。との説明に会場に爆笑の渦が起こる。久保さんに、男性が多いのですか?とつっこまれ、いえ大半が女性です。20代から80代で、高齢化している、とコメント。

想いを語る舛添知事
石関会長
想いを語る舛添知事(写真左)と石関会長(写真右) 提供:東京都

③語学ボランティアに関して
東京都の調査による外国人に関するデータ・チャートがスクリーンに写しだされる。外国人からのクレームで一番多いのがWiFiに関して。舛添知事も、徹底的にクリアしたい課題であることを力説。加えて、都内のどこにいても携帯の電波がとぎれないよう最善を尽くすとのこと。

調査による外国人が日本滞在時に感じたコミュニケーションのトラブルでは1位は言語49.3%、続いて飲食・交通等々。

舛添知事から、「ソチのオリンピックでは会場に語学ボランティアがいて大変助かった、ところが一歩競技場を出てしまうとロシア語しか通じない。買い物するときに、とても困った。」との体験が披瀝されました。

大林素子さんからは、「自分が外国の競技場に出向いたとき、現地にいる日本人の語学ボランティアが日本語でサポートしてくれた。大変ありがたく、ホッとした。東京でも東京在住の外国人の方々に語学ボランティアとして参加して欲しい。」とのコメントがあり、舛添知事から、既に各大使館にお願いしてあると回答がありました。

④寸劇を元にしたディスカッション
司会はアメリカ生まれのコラムニスト、ケビン・クローンさん。英語と流暢な日本語を使って寸劇を紹介。外国人男女モデル一名ずつと上智大学の女学生2名を使って数パターンの寸劇が行われ、内容に合わせたディスカッションが展開しました。(カフェでの英語を使っての接客対応においてのよくある出来事や道案内の仕方など)

ケビン・クローンさんのコメント要旨
怖がらずに英語をしゃべってほしい。文法にしばられず、単語をつなげれば大丈夫とのアドヴァイス。また、日本の和製英語の可笑しさも説明。日本人の和製英語はヘングリッシュですね、とのこと。ヘングリッシュには次のようなものがあると例を挙げておられました。
ガソリンスタンド⇒gas station、シルバーシート⇒priority seat、タッチパネル⇒touch screen、ファミレス⇒casual dining、バイキング⇒buffet (日本で一番最初にバフェスタイルを始めたレストランがバイキングという名前のレストランだったとのこと)
また、北京オリンピック時には、政府の命令でタクシー運転手が全員強制的に英語を勉強させられたそうです。"My name is//, Where would you like to go to?" などの基本的な英語でもタクシーを使った外国人からは大変好評だったとのことでした。

舛添知事のコメント
日本人は恥ずかしがり屋、一般のひとも是非チャレンジして、言葉を並べるだけで通じるので頑張ってほしい。また、楽しくなければ続かない、勉強は楽しくなきゃ。楽しんでやってほしい。

司会の久保さんから石関会長に「外国人からの質問で英語での返答に困ったことはありますか?」と質問があり、石関会長からは「言葉よりも答えるのに困る質問が時々あります。なぜ、浅草にはこんなに人が大勢いるのか、などと聞かれると一瞬返事に戸惑いますね。」また、江口裕之さんからは「Broken Englishでも良い、単語を並べるだけでよい。」と、稲葉小金井市長からは「英語は心臓でしゃべる(度胸が大事)、市民も心臓を強くして欲しい。」と、それぞれコメントがあり、私たち一般市民に対する期待の大きさを感じることができました。

この後、英語でstraight, right, left, go , turn 、等々の英語を会場の参加者全員で声に出して道案内の練習をしたり、舛添知事が英語で道案内をする場面もありましたが、その腕前は海外渡航経験の豊富さを偲ばせるものでした。

ここで再び、ケビン・クローンさんから和製英語でのキャリー・ケースに関してのコメントがあり、あれはスーツ・ケースというのが妥当で、「キャリー」を使うと「機内持ち込み」のことだと誤解してしまう、とのことでした。
江口裕之さんからは、「現在は英語でも日本語のsumo、karate、karaoke、などがそのまま英語として通用する。かなり発音が違うが。」と、また大林素子さんからは「自分も海外でマクドナルドを訊ねてもなかなか理解してもらえなかった。発音が全然違った。」とのコメントがあり、外国語での対応にはそうした苦労はつきもので、失敗したと思わないで習慣や文化的背景の違いの一部だと思って楽しむくらいの気持ちが大切だと感じました。舛添知事は、「道路標識等の表記は多言語でやりたい、と思っている。」と構想の一端を語って下さいました。

このあと、久保さんから会場の参加者に「自分でも道案内等が英語で出来るとおもうか?」との質問があり、8割の人がyesと答えたことで、少しのきっかけさえあれば誰でも積極的に外国人の手助けをしたいという気持ちを実行に移すことができるのだという想いを新たに致しました。

⑤エンディング
舛添知事から「勉強は楽しくなくちゃダメです。IOC,オリンピック関係者の英語はめちゃくちゃ簡単です。シンプルな英語で楽しく勉強する。東京都はそういうシステムをつくろうと思っている。困った人に手を差し伸べるのは大変大事。」と言われると、ケビンさんからは「2020年、東京のほとんどの人がバイリンガルになっているんじゃないかな?究極の場合は、ご自分の足をつかって、F“Follow me.” や“Come with me.”と言って連れて行ってあげましょう。」と参加者へのアドヴァイスがあり、さらに舛添知事は「1964年のオリンピック時にパラリンピックという言葉が出来ました。これからは、体が不自由な人達にハードな面では点字を作るなどし、ソフトな面では東京に『心のバリアフリー』をつくる。心のバリアフリーを是非皆でやろうではありませんか。ブロークンだけど、英語をしゃべってみよう、という意識を持ってほしい。小金井が第一回目だったので、小金井市民に英語を是非頑張ってもらいたい。」と参加者全員にエール(?)が送られました。

ここで、マイクを観客席に回し舛添知事との質疑応答が行われ、「次回はパラリンピックを視野に入れた障害者に対するサポートについても取り上げてほしい。」との要望や東京フリーガイドというクラブに所属し、ボランティアでガイドをしているという女性からの質問もありました。舛添知事からは「ホーム・ステイも外国人にとっては良い経験になる、またロンドンではピンクTシャツを来た二人組でのガイド、チームロンドンがあり、韓国のソウルでも同じことをやっている。まず、小金井にチーム小金井をつくりましょう。」との提案がなされました。

久保さんから最後の質問として「今日をきっかけに外人と接する勇気がつきましたか?」と訊かれ、殆どの観客がYesと答えたことに、久保さんが思わず「すばらしい!」と喜びの声をあげるほど楽しく活気に溢れたイベントになりました。

最後にゲスト一人一人から次のようなコメントがありました。
北澤豪さん:「やる気が出た。」
大林素子さん:「パラリンピックには色々な人の力が必要。日本中が元気で、皆の力が必要。」
江口裕之さん:「ボランティアの受け入れ窓口を上手に作ってほしい。」
石関会長:「パラリンピックにも参加して行きたい。30周年、我々も楽しくやっている。海外で親切にされた記憶からモーティベーションを維持しているメンバーもいる。楽しくてモーティベーションがあれば90歳ぐらいまで出来る。一番のホスピタリティは笑顔。笑顔がとても大切。」
舛添知事:「今日の決意を忘れずにボランティアを頑張って欲しい。特にお年寄りパワーを有効に! 楽しく勉強してボランティアに貢献すれば呆けない、都の医療費が少なくてすむ。ありがたいことです。」

小金井市民会館前にて
小金井市民会館前にて
今後の抱負を語る
今後の抱負を語る


文:
延嶋 恵
写真:
延嶋 恵
編集:
渡邉勇夫


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